最終更新日が2023年以前の記事です。レイアウト変更のため、正常に表示されない場合があります。
ここ数年から十数年で、ポーカーが徐々に世間に浸透してきています。一昔前の日本人の感覚では、ポーカーといえば5カードドローを想像する人が大多数でしたが(今もそうなのかな?)、今はテキサス・ホールデムがそれなりにわかってもらえる時代。ルールはなんとなくわかっている人も多いので、ちょっと興味を持って手を出してみたという人がそこかしこにいる印象を受けます。
そんなポーカーができる人が親しい仲にたくさんいるとなると、家でみんなでポーカーをしたい!となるのがやはり自然な流れ。ですがポーカーの場合、使う道具とディーラー技術の問題がどうしても出てきます。これが麻雀なら雀荘に行って1卓借りれば問題ないのですが、ポーカーの場合はアミューズメントポーカー施設なんかで代えようと思うと、すさまじい勢いでレーキ取られてシャレにならない出費になりますし、他の人が参加してくる事だってあります。
ディーラーの技術はさておいて、“Chip & Chair”と言われているように、最低限必要な道具さえ揃えてしまえば、あとはこっちのもの。全自動麻雀卓とは違ってトランプとチップセットはそんなに大金がかかるようなものでもありません。
いっそのこと、全部買いそろえてみては? 友達と長く遊ぶためのポーカーグッズガイドです。
Contents
必要なもの一式
まず、家でポーカーのリングゲームをやる時に必要なものをリストアップしたものが以下になります。
アイテム | 必須度 | メモ |
---|---|---|
トランプ | ★★★★★ | 必須。プラスチック製がよい。消耗品 |
チップセット | ★★★★★ | 人数が多いとそれだけ枚数も必要になる |
プレイマット | ★★★★☆ | カードの拾いやすさが段違い。 チップの音がうるさかったり机が傷ついたりするので、ちゃんとしたチップを使うならあった方が良い |
ディーラーボタン | ★★★☆☆ | ただのマークとはいえなんやかんやで必要。ボタンがどこかなんて人はすぐ忘れる |
カットカード | ★★☆☆☆ | ちゃんとディーラーを練習したい人向け。ニッチな道具 |
オールイントライアングル | ★☆☆☆☆ | 必要はないが、あるとテンションが上がるのでウケはいい |
【おすすめ】セットで買う
ポーカーセット一式がキャリーケース付きで販売しており、これでまとめて買うのがお安く済むのでおすすめです。だいたいのセットにはトランプ2組、チップ100枚以上とディーラーボタンが付属しており、これだけでポーカーを始めることも可能です。多くの場合プレイマットは別売なので、必要だと思ったら別に購入をおすすめします。
メリット
- 安く、チップがたくさんついてくる
- 持ち運びに便利(重いけど)
- 個々のアイテムの買い方で深く悩まなくていい
デメリット
- 同型のチップが売っていないことがある、拡張性がない
- 付属のトランプは紙製の場合が多い
- よくわからない(使わない)ものがついてくることがある
今後使うチップが増える、セット内容のチップを差し替えるなどしたい時に、同型のチップが簡単に入手できるかどうかは確認しておくと良いと思います。また、付属のトランプは紙製で、普通の使い方をするとすぐだめになってしまうので、プラスチックのトランプを別途購入して差し替えるのがおすすめです。
ここでは代替のチップが容易に入手可能なものを紹介します。
いずれにしても内容物はよく吟味の上購入しましょう。
バラで買う
トランプ
ポーカーで使うトランプはプラスチック製。特にポーカーの場合はカードを確認する時にフチを捲るようにしますので、100均で手に入るようなヤワなプラスチックではなく、どれだけ曲げても癖がつかないものが望ましいです。
有名どころはやはりCOPAG(コパッグ)。目安価格は2018年時点では1,200円でしたが、近年相場や運輸の影響で値上がりしているような気がします……。2個セットが安いし、なんだかんだ2個あれば2個使うので、まとめ買いした方がいいかもしれません。
ブリッジサイズ(縦長)とポーカーサイズ(幅広)があるので、ポーカーサイズを使うものなのかな、と思ってしまいますが、ブリッジサイズも結構普通に使われていますので、どちらでも問題ありません。
なお、トランプを長いこと触ってきた方ならわかることですが、裏面が擦れて印刷が剥げてきてしまう上、手垢でどんどん滑りが悪くなっていくので、頻繁に使うなら定期的に新品に変える必要が出てきます。
手垢だけならプラスチック製のトランプなので水洗いもできるかもしれませんが、私は試したことはありません……。
チップセット
やはりここが絶対必要、かつ鬼門でしょう。
どのチップを使えばいいかはいろんな意見が聞かれますが、とりあえずポーカーができれば何でもいい、というのであれば、一番手に入りやすく雑に使えるのはGP Prime Pokerシリーズでしょうね。モンテカルロシリーズがいい、とかもよく聞きます。とりあえず遊べればいい、というのと再入手の容易さを取るのであればPrime Poker、質を取るならモンテカルロがいいかなと。
目安は一本20枚で500円です。
安物なのでロットによって色ムラがあり、よく見ればシールがズレているなど何かと粗が目立ちますが、実用上の問題は全くありません。
額面が書いていないものも売っています(割安な傾向があります)。慣れていないと難しいので初心者が多い場合は避けた方が良いと思いますが、慣れていればだいたいどこに行っても色と額面の対応は同じなので、問題なく遊べます。
額面 | 1 | 5 | 25 | 100 | 500 |
---|---|---|---|---|---|
色 | 青/灰など | 赤 | 緑 | 黒 | 紫 |
また、デノミ(額面)は何がどれだけあればいいのかも気になるところです。いろんなデノミが少量ずつあっても意味がないので、10種100枚セットはやめましょう(1と10000のチップを同時に使うことなんてありませんからね)。日本人の感覚だとつい1,5,10,50,100と買いそうになってしまいますが、実際は5,25,100があれば事足ります。最低限ということであれば、私のおすすめは5と25を(人数÷2)本、100を(人数÷3)本。細かいのがたくさんあると両替の手間も省けて楽に遊べますし、チップがたくさんあるとそれを目の前に積み上げているだけでポーカーやってる感が湧くので、多いに越したことはありません。
私のグループでは、3人で遊ぶときに、5を3本、25を3本、100を2本、500を1本使います。参考までに。
ポーカーマット
本物のポーカーテーブルは羅紗を引くんですが、そんなことはできないので、マットを買います。普通の麻雀マットでは平らすぎてカードが捲りにくいので代用は厳しいです。
フェルトマットなんかだと滑りますし、毛羽立って毛玉ができたり色々大変です。
ラバーフォームが割と安く手に入り、扱いやすいのでおすすめです。
ディーラーボタン
必要であれば普通にAmazonなんかで購入できますので、入手自体は簡単です。ちなみにこれはなぜか楽天よりAmazonの方が圧倒的に安いです。というか楽天が高い。
たかがボタン、ということで代用するのであれば、
- ディーリングの邪魔にならない程度のサイズ感のもの
- ある程度目立つもの
- チップと混ざらないもの
が望ましいでしょう。
カットカード
そもそもカットカードって何?と思った方も少なくないでしょうが、ポーカー施設などでディーラーが使っているのを見たことがある方なら見覚えがあるでしょう、これのことです。
ネット通販以外で売っているのを見たことがありません。ポーカーサイズとブリッジサイズがあるので、持っているサイズに合わせて購入しましょう。あと基本的にバラで購入できません。5枚も10枚も要らないんですけどね。
完全にトランプと同じサイズである必要があるので、代用は効きませんが、COPAGのトランプの一部には(トランプと同じ材質ではありますが)両面真っ赤なカードが入っていることがありますので、それを使ってもいいかもしれません。使い勝手は全然違いますが。
オールイントライアングル
これもディーラーボタン同様、買おうと思えば簡単に買えます。代用の必要もないでしょう(そもそも必須ではないので)。これもなぜかAmazonの方が圧倒的に安いです(記事執筆時点)。
【おまけ】Pokerstars のリワードストアでチップセット買ってみた
大手オンラインポーカーで有名なPokerstarsのリワードストア(レーキバックシステムの一環)では、ポーカーチップセットを購入できます。
必要なStarsCoinですが、チップ300枚+トランプ2組+ディーラーボタンのキャリーケースセットが11,900枚($119相当)、チップ500枚+トランプ2組+ディーラーボタンのキャリーケースセットが20,000枚($200相当)。かなりの枚数が必要になります。StarsCoinの入手率自体が不明ですし、ハイステークスで回し続けない限りそんな枚数普通は集まらないと思いますが、数年間全く使っていなかったStarsCoinが貯まりに貯まっていたので、今回はチップ300枚セットを交換してみました。
配達にかかる時間はその時の情勢次第です。今回は注文から10日で届いたので、割とスムーズな方だったと思います。
届いたセットがこちら。工具箱みたいな見た目で、チップは縦に入っていました。
ちなみにチップは300枚しか同梱していませんが、500枚分のキャパシティーがあるので、あと200枚を足すことも可能です。ただし同型のチップはばら売りしていないので、入れるとしても他社製のものになると思います。
トランプはCOPAGのプラスチック製なので、差し替えの必要などは特にありません。ここは地味にありがたいところ。もっとも、今までも何度かトランプを注文したことがありますが、さすがにPokerstarsのリワードストアでは紙製のトランプは一度も扱っていなかったと思います。
タテ型のチップラックが地味に便利。サイズ(直径)は一般的なチップと同じですが、1本20枚ではなく25枚です。
気になるチップの質ですが、さすがに安物(Prime Poker)と比べると一目瞭然ですね。
発色がきれいかつ均一で、チップの滑りと硬質な音がいいです。数字は書いておらず、色でしか識別できません。通常は1,5,25,100のカラーです。
交換を検討中の方は(滅多にいないと思いますが)参考にしてみてください。
当サイトはAmazonのアソシエイトとして運営されております。Amazonのアソシエイトとして、Bon appetit! artworksは適格販売により収入を得ています。