【ボドゲレビュー】ANGEL 〜羽衣桜の木の下で〜(おっぽゲームズ) – かわいらしいイラストで遊ぶ、簡単で中毒性の高い恋愛推理!

今回ご紹介するゲームはこちら!

「『ラブレター』の濃縮エキスみたいなゲーム」ということで期待していましたが、ボドゲ会で遊んだところ1ゲーム5分のところを何度もリピートする中毒性の高いゲームに仕上がっていました!

ちなみに、ラブレターを知らなくても全く問題なくプレイできますし、楽しさも変わりません。万人受けするゲームと言って差し支えないでしょう。

どんなゲーム?

あなたは想いを寄せる天使「ミウ」に告白を決意します。
でも、彼女たちも青春真っ只中。
あなたがミウに気持ちを伝える為に協力をしてくれる天使もいれば、あなたの邪魔をする天使もいるようです。
果たして、あなたは無事に告白することができるのでしょうか?

ハイテンポな恋愛推理カードゲームです。

  • プレイ人数:2~4人
  • 対象年齢:10歳以上
  • プレイ時間:5~10分
  • 原作:おっぽゲームズ
  • 発表年:2024
ヘビー ライト 実力 チル パーティー 難しい かんたん 苦味 酸味 デザイン性

デザイン:全体もさることながら、1枚1枚のカードがよくまとまっていてとても見やすいデザインです。

盛り上がり:推理のドキドキ感と快感が絶え間なく楽しめます。

その他:カードスリーブはTCGサイズ(64×89mm)19枚。

↓ルール動画はこちら↓

おすすめポイント

ポップでキュートなイラストが好きな人へ

こちらのボードゲームは、今や国内外で広く親しまれている名作「ラブレター」のエッセンスを抽出したゲームです。

ラブレターと言えば、ボドゲカフェの棚には絶対置いてあるレベルの作品。

我が家はボドゲカフェではありませんが、冷蔵庫からラブレターが出てきたので、比べてみましょう。

見ての通り箱はかなりコンパクトにまとまっています。持ち運びに便利なサイズになりましたね。

見た目はラブレターがちょっと古風でシックなのに対して、本作はとってもポップでカラフル。アートワークはよいねこ247先生の作です。

ハードコアなユーロゲーム好きにはラブレターの方がウケるかもしれませんが、普段はボドゲをあまりやらないデジタルネイティブにはこういった見た目の方がウケが良さそうな気がします。かわいいし。

カード効果もアイコンではなく文字で丁寧、初心者にもやさしい設計になっていると言えるでしょう。

他人のカードを当てるのって、楽しくて気持ちいい

基本ルールはとっても簡単。カードを引いて、誰かのカードを予想して、そのあとカードを1枚捨てて効果を発動します。

予想が当たれば当たったカードに応じて相手の「告白力」(ライフ)を減らすことができ、先に告白力が尽きた人が負け。

カードを当てる時の宣言は何でもいいので、↑こういう↑宣言でアタックするのもアリです。

ラブレターのことを知っている方は、兵士カードを出して相手の持っているカードを当てることを想像すると良いでしょう。要は自分の持っているカードに関係なく、予想で攻撃できるようになった、ということです。あのゲームの一番楽しい部分ですからね。

今作から遊ぶ人ももちろん楽しめますし、ラブレターのシステムを知っているとより楽しめる、そんなゲームです。

地道な削りも、即死もあり。ハイスピードで何度でもヒリつける

たくさん入っているカードは当てられてもダメージは軽く、数少ないカードは強力な代わりにダメージも大きいなど、わずかな枚数で上手くバランスがとられています。

ところで、このゲームのキービジュアルにもなっているミウちゃんですが。

当てられると告白力をすべて失って即死します。

逆に、ミウちゃんを持っている状態で予想を当てると、ミウちゃんを出すことで誰か一人を強制的に脱落させられます。残り2人ならその場で勝ちです。

1ゲームにかかる時間は5分程度と非常に短いので、こういう限界のヒリつきを何度でも味わえるスリリングなゲームです!

総評 - とにかく1回やればすぐ伝わる楽しさ!

見た目のつかみからゲーム自体の楽しさまで、何を期待して買っても期待外れにはさせない一作でした。コンパクトなのでいつでもどこでもできるのも良い所です。

最初の1回だけは戸惑うかもしれませんが、それはどんなゲームでも同じこと。5分ですぐわかる楽しさはボドゲ初心者から上級者まで、まんべんなくおススメできます。

通販はBOOTHで1,800円。公式サイトからリンクがありますので、在庫のあるうちにぜひ!