今回はこちらのボドゲのご紹介! ゲムマ2024秋新作です。
ネコが題材のゲーム枠ということで入手してみました。ルールなど何も見ずに買ったのですが、はたしてどうか……!?

タイムリーなことに、2025年1月に開催されるBGBE2025で出展があるそうです。
どんなゲーム?
トリックテイキング、バッティング、チキンレースを1作にギュッとまとめた、ドロボーネズミ盗賊団のチーズ争奪戦ゲーム!
- プレイ人数:3~6人
- 対象年齢:8歳以上
- プレイ時間:5分
- 原作:TORA GAMES
- 発表年:2024
デザイン:ユニークさの光るイラストがかわいい作品。あまり見られないタッチですがゲームの雰囲気を見事に作り上げています。ただちょっとカード裏が気になった(※)……ので9/10点としました。
ルールの複雑さ:やることは単純。あとはほんのちょっとの算数ができれば、何が起きているのかも理解できるはず。大丈夫、かんたんです。
その他:カードスリーブはブリッジサイズ(57×89mm)54枚。
おすすめポイント
ルール読むより、やってみて
手持ちのカードを使って、報酬カードを競り落とすのが基本です。

競りに使うカードは上下の向きが重要になっていて、向きを選んで出すことになります。その回のリーダーに立候補して追加の報酬を狙うか、メンバーになって堅実に仕事をするかを選べます。
その回の競りに成功したら、カードの左上と右上に書いてあるポイントをそれぞれもらえる方式です。

リーダー候補が複数いたら、その中で一番小さい数字を出したプレイヤーだけがリーダーになれ、自分が出したカードのポイントに加えて報酬カードももらえます。より下位のリーダー候補はその回は脱落し、ポイントをもらえません。
メンバーは自分が出したカードをそのままポイントとして受け取れます。

このとき、リーダー候補が同じランクのカードで被ってしまっている場合は、被った全員がまとめて脱落してしまい、次点の人にリーダーを譲ることになります。さらに、誰もリーダー候補がいなかった場合はメンバー候補の中で一番小さい数字を出した人がリーダーに祭り上げられてしまいます。
それはいいことなのか悪いことなのか……? この辺り、ゲームに深みを持たせている良い調整だと感じました。実際にプレイして確かめてみてほしいところ!
時に大胆に、でも目立ち過ぎないように
競りを7回戦やってゲーム終了です。ただし、ポイントが多ければ良いというものではありません。
勝利点(チーズポイント)を多く取っていると、同時にネコポイントも貯まっていきます。ゲームの終了時にこれらを集計して、ネコポイントが一番高かったプレイヤーは目立ちすぎ!ということで逮捕されてしまい自動的に負け。

ということで、これは場を上手くコントロールして2位を狙うゲームです。
総評
TORA GAMES様よりチーズシーヴスのご紹介でした。
2位を狙うゲームなので、誰がどういう動きをしてくるかを上手く読めると吉。相手の性格を理解できている人が有利に立てそうなゲームです。
実際にプレイしてみて、一見しただけではわからない色々な発見があって面白いタイプのゲームだなと感じました。BGBEに行く機会がある方は是非手に入れてみることをおすすめします!
(※)上下どちら向きで出すかで意味が変わるカードの裏面(ほぼ対称だけど厳密に対称ではない)。実際に遊ぶ時はそんなところを見て興を削ぐようなことはしないので、重箱の隅をつつくような話ではありますが、ここだけ惜しかった……。印刷の都合だとは思いますが。
