【ボドゲレビュー】プラネピタ (SzpiLAB) – ピタッとくっつく、キュートな宇宙人たちの新感覚アクションゲーム!

最終更新日が2023年以前の記事です。レイアウト変更のため、正常に表示されない場合があります。

これは、2023春のゲームマーケットで本当に偶然の出会いを果たしたボドゲでした。

会場を一周して、大手アークライトのブースを見て回っていた時のことです。ブースの壁展示に今年の賞を獲得したボドゲの宣伝が貼ってあったので眺めていたところ、見た目がとても私好みなボドゲを発見。

ほほう、今秋に発売されるのか……と思いよくよく調べてみれば、これは既に世の中に出ているボドゲ。秋に発売されるのはこれのアークライト版というだけで、なんと今一般ブースでも販売中というではありませんか。

つまり、今買えばアークライトが出して世界に広まるより先に遊ぶことができる……!

買うしかない! ということで、こちらのゲームを開発されたSzpiLAB様のブースへ急行。そして手にしたこちら↓が、

なんと当日販売分の最後の一点でした。

運命、感じちゃいますね~。

どんなゲーム?

宇宙人たちをロケットから着陸させてナワバリ争いをさせる、新感覚アクションゲームです。

  • プレイ人数:2~4人(拡張で5~6人まで対応可能)
  • 対象年齢:6歳以上
  • プレイ時間:20分
  • 原作:SzpiLAB
  • 発表年:2023

チャートは当HP独自の採点基準により作成しています。
全体的に右に寄っているものほどパーティーゲーム向け、左に寄っているものほどじっくり考えるボドゲマニア向けです。

デザイン:この宇宙人、めちゃくちゃかわいくないですか? すき。

盛り上がり:思ってたとこに飛んだり飛ばなかったりでよく盛り上がります。家でやるパーティーゲームとしては程よく元気になれます。

こんな人にオススメ

  • アクションゲームが好きな人
  • 目新しいギミックのゲームを探している人
  • 流行を先取りしたい人(今秋、大手ボドゲパブリッシャーのアークライト様より発売予定とのこと!)

プレイ風景

各プレイヤーに色に対応したシューターとコマを配るだけで、下準備はほとんど不要です。黒色のお邪魔コマだけボードの真ん中に置きましょう。楽ちんでいいですね。

スタートプレイヤーを決めたら、最後の手番になった人はラストプレイヤーチップ(ラスPチップ)を受け取り、自分のコマ1つの上に乗せます。

乗せます、と言いましたが……

木のコマと紙素材のチップなのに、なんとくっつくんですよ、これが。すっげえ。

ちなみに粘着テープの類は一切使っておらず、ベタベタしているわけではないので何度使ってもちゃんとくっつきます。どういう仕組みか気になります? なりますよね? 買いましょう。

発射台から自分の色のコマを弾き、ボードに乗せます。もちろん他のコマにぶつけて動かしたり、ボードの外に弾き出したりすることもできます。

場外に完全に出てしまったコマはブラックホールボードに移動し、そのラウンドでは得点になりません。ただし、お邪魔コマだけは何回外に出ても5点エリアに帰ってきます。

コマがボードに乗って、そのコマがお邪魔コマと違う得点エリアにある場合、そのコマを裏返すかどうかを決めることができます。(ラスPコマだけは裏返すことができません)

点数を計算する時に表のコマは2ポイント、裏のコマは1ポイントとして計算するので、うらがえすことによってポイントは減ってしまうのですが、なんと裏返すとボードにピタッと貼り付いて、他のコマがぶつかってきても動きづらくなります。

どういう仕組みか気になr(

全員が自分のコマを使い切ったら、点数集計です。

まず、お邪魔コマと同じ得点圏に入っている表向きのコマを全て追放します。あらー!

それぞれの得点圏で残っているコマの点数を数えます。最多点数のプレイヤーがそのエリアの点数を得ます。誰もポイントを持っていないエリアや、ポイントが同じプレイヤーが複数いる場合は、そのエリアのポイントは誰も得ることができず、次のラウンドに点数がキャリーオーバーされます。

合計で4ラウンドをプレイして、一番点数をたくさん得た人が勝利です!

総評

こういうアクションゲームは頭で考えていることが実現できるとは限らない=単に賢い人が勝つゲームではない、という特徴があり、広く楽しみやすいゲームに仕上がっていると思います。ポップな宇宙人のデザインも、かわいらしくていいですよね。慣れてきたら戦略性の増す拡張ルールも用意されていますので、メンバーに応じて楽しみ方を調整できる点もよく考えられています。

欠点としては……コマがぶっ飛びやすいこと。棚の下とかに飛んで行ってしまうと大変ですから、常識的な力加減で丁寧に弾きましょう。あとはデザイン上大逆転要素がないので、差がついてしまうとなかなか奪い返すのは大変ですね。たまにコールドゲームが発生します。

今秋アークライトより発売予定の本作、とてもおすすめです!


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