今回は@rchival storageより、HACK YOU!!(ハッキュー!!)のご紹介です。
コミカルな電脳世界を舞台に、独特のスピード感とワクワクが味わえるイチオシのゲームです！
このゲームは2023春に発売されたHACK YOU!!(無印)と、2023秋に発売されたHACK YOU!! -black screen-があります。どちらも単体で遊べますが、せっかくなので両方まとめてのご紹介です。
ちょっとタイトルがアブナイのはご愛嬌。意図的にこの名前を付けたのかはコワくて聞いてません。
どんなゲーム？
自分のデータを守り抜き、相手のデータを盗み出せ！ 情報戦と心理戦の要素が組み合わさった、対戦カードゲームです。
- プレイ人数：2～4人+α（拡張版があれば5人以上プレイにも対応）
- 対象年齢：12歳以上
- プレイ時間：15分
- 原作：Archival storage
- 発表年：2023
チャートは当HP独自の採点基準により作成しています。
全体的に右に寄っているものほどパーティーゲーム向け、左に寄っているものほどじっくり考えるボドゲマニア向けです。
デザイン：ポップでキュートなSFデザインに高評価の声が多く聞かれました！
盛り上がり：心理戦が頻繁に起こるので、人数が増えるとパーティーゲームのように盛り上がります。
運要素：右手力もあり、露骨にキャラ相性もあり。
その他：カードスリーブはTCGサイズ(63×88mm)36枚。拡張版あり（この記事でまとめて紹介しています）。カード枚数は拡張も同じです。
こんな人にオススメ
- このゲームの見た目が気に入った人
- ボドゲ会でサクッと何度も回せるゲームが欲しい人
- 自分のやりたいこと押し付けてニヤニヤしたい人
- 自分の手番でめちゃくちゃするのに快感を覚える人
……要は何が言いたいかって言うと、煽り煽られが大好きな人全般、このゲーム向いてます。身内でやる方が盛り上がるタイプのゲームかもしれません。
プレイ風景
1つのセットにはキャラクターが4種類入っています（拡張を買うともう4種類増えるので選択肢が広がります）。まずは使いたいキャラクターを選び、選んだキャラクターと同じ色のカードのデッキを受け取りましょう。なお、デッキ枚数はキャラクターによって異なります。
狙っていくのは、裏返しで置かれたカードの中から、相手の持つ「メインデータ」を表向きにすること。これで点数が入ります。最初に7点(7TB)取った人の勝ちです。
まずは基本的な動きから。自分の手番は通信フェーズと感染フェーズに分かれています。通信フェーズはカードを場に一枚、枠に左詰めで出すだけ。
この時、カードは表向きで置くか裏向きで置くかを選べます。表向きで置いた場合はすぐにそのカードの効果が発動します。
枠がまだ余っていれば、これでターンは終了です。最後の枠にカードを置いた場合、感染フェーズへと移行します。
感染フェーズでは、対戦相手を一人選び、互いに裏向きになっているカードを一枚ずつめくっていきます。どちらかのメインデータをめくることができればその時点で感染フェーズは終了し、メインデータをめくった側に得点が入ります！
この時、めくって表にしたカードの効果は都度適用されます。なのでどんなことが起こるかというと……
あっ、これをめくりましたね？ では私は場のカードを全てシャッフルして裏向きに並べ直します。
あら、めくってくれてありがとう！ とりあえず私は1点を得ます。
……といった具合に、メインデータをめくれなければ基本的にダルいことばかり起きます。煽りポイントが高い。そして傍から見ている分には本当に面白い。
総評
こういうインタラクティブな要素があって、コミュニケーションが活発になるボードゲームは良いボードゲームのひとつの条件だと思います。特に気心知れた仲間内で遊ぶなら、これを中心に卓を囲んでいることで自然と皆が楽しく過ごせる、そんなタイプのゲームです。
拡張と合わせて2箱買うとたしかに少し値は張りますが、是非一度手に取ってみてくださいね！
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