ボドゲファンの皆様、こんにちは。
たまには外に出かけませんか。最近素敵な宝石が見つかったそうで、盛り上がっているんですよ。あ、いえ、出かけると言っても駅のほうではなく。上です、上。
宇宙に行きましょう。
どんなゲーム?
あなたは高価な宝石がたくさんとれる星に降り立った冒険者。価値ある宝石をライバルより上手く採集しつつ、ちゃんと帰還用の燃料も集めて、星が爆発する前に無事に脱出しましょう。
- プレイ人数:2~5人
- 対象年齢:9歳以上
- プレイ時間:20分
- 原作:oink games
- 発表年:2017
チャートは当HP独自の採点基準により作成しています。
全体的に右に寄っているものほどパーティーゲーム向け、左に寄っているものほどじっくり考えるボドゲマニア向けです。
デザイン:七角形のタイルなんてよく作ったなあ。
ルールの複雑さ:得点の取り方がちょっと独特で聞いたことない感じです。詳しくは後述します。
その他:箱はポケットサイズで持ち運びはカンタン。
こんな人にオススメ
- このゲームの見た目に惹かれる人
- 麻雀やラミーキューブなど、揃えるゲームが好きな人
- 他人の足の引っ張り合いが好きな人
プレイ風景
まずは鉱石タイルを全部、場に裏返しで広げます。これが鉱石の採掘場、もとい場になります。
各プレイヤーは最初に一枚好きな鉱石を取り、自分の手元に裏向きで置きます。これは「手札」になります。手札の中身は自分にしか見えません。
することは簡単。基本的には、自分の手番が来たら、1枚めくって、1枚拾います。これだけ。
手番になったら、まず採掘場の鉱石を1枚めくります。
次に、3つのうち好きなアクションを1つ選びます。
A. 表になっている鉱石を1枚選び、自分の手元(コンテナ)に表向きのまま置きます。
B.裏向きのままの鉱石を1枚選び、自分の手札に加えます。
ただし、手札の上限は3枚です。既に手札が3枚の場合はこのアクションは選べません。
C.手札かコンテナから、不要な鉱石を1枚選び、採掘場に戻します。
この時、手札から戻すときは裏向きで、コンテナから戻すときは表向きで戻します(戻しても表裏はそのままということです)。
意味があるのは、3枚1組にできたタイルだけです。組み合わせ方は、同じ数字3枚(7-7-7 など)か、連番の数字3枚(1-2-3 や 6-7-8 など)。なんだか麻雀みたい? その通りです。
ゲームタイトルの「トロイカ」はロシア語。「トリオ」と近い意味の言葉です。
連番で組み合わせると宝石になり、得点になります。この時、一番大きい数字の1の位の数が点数になります。とても珍しい。
たとえば 7-8-9 なら9点もらえます。12-13-14 は4点です。8-9-10 も作れますが、0点です。う~ん、おもしろい。
しかし、最終的にプレイヤーは宝石を集めた上でこの星を無事脱出しなければなりません。
脱出に必要なのはロケットの燃料です。同じ数字の鉱石タイルを3枚1組にすると、燃料になります。
ゲーム終了までに燃料になる鉱石の組を集められていないと、星は爆発し、集めた得点が全て没収されてしまいます。燃料だけは何としても確保しなければならないのです。
手札とコンテナの鉱石を合わせて1枚も余らせず3枚1組にでき、さらに燃料も確保できているプレイヤーは、「トロイカ」を宣言して星から一足先に離脱できます。トロイカを宣言するとそれ以降手番が回ってこなくなり、鉱石を拾うことはできませんが、最初にトロイカを宣言できたプレイヤーは5点のボーナス点がもらえます。
採掘場の鉱石タイルが全て表になるか、一人を除いて全員がトロイカを宣言すると、即座にラウンドが終了します。
手札とコンテナの鉱石を全て合わせて点数を集計します。3枚1組にできなかったタイルは1枚につき-1点になります。
そのラウンドの点数が1位の人は2ポイント、2位の人は1ポイントを受け取ります。さらに、燃料を作れず星を離脱できなかったプレイヤーは全員-1ポイントのペナルティを受けます(プラスのポイントは受け取れません)。
3ラウンドやって総合ポイントが最も高いプレイヤーの優勝です!
気になるタイルの内訳
ところで、このタイル、何枚ずつあるのでしょう?
数字は1~15まで。7だけ7枚あります。他の数字(1~6, 8~15)は3枚ずつしかありません。
えっ!燃料全然できないじゃん!
総評
……ということで、デザインからは想像できないほど激戦です。爆発寸前の惑星に取り残されないためのバチバチの戦いになります。だがそれがいい!
oink games の例に漏れず持ち運びにも便利です。
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