以前当サイトでご紹介したソラガメスタジオ様より、2023春のゲームマーケットで新作が出ていました！
前回が初出展とのことでしたが、プロのデザイナーさんのお仕事が大好物の私はすっかりファンになってしまい……今回も早速入手できましたので、こちらのご紹介です。
前回は海だったので、今回は山！ かわいらしい森の小人の街が舞台です。
MUSH SMASH（マッシュスマッシュ）で遊びましょう！
どんなゲーム？
建物の材料となるキノコを収穫して、森の妖精たちの町を発展させましょう。拡大再生産×アクションゲームです。
- プレイ人数：1～4人
- 対象年齢：8歳以上
- プレイ時間：30～60分
- 原作：ソラガメスタジオ
- 発表年：2023（ゲームマーケット2023春新作）
チャートは当HP独自の採点基準により作成しています。
全体的に右に寄っているものほどパーティーゲーム向け、左に寄っているものほどじっくり考えるボドゲマニア向けです。
デザイン：フレーバーとゲームの目的が上手く組み合わせられ、とても綺麗なデザインです。フォトジェニック。
運要素：システムは小さな拡大再生産のような普通のゲームですが、勝つためのゲームではないと感じました。勝ち負け関係なくゲームを楽しみたい人向け。
その他：カードはTCGハーフサイズ。説明書は公式HP（下記）からpdfファイルで閲覧可能。
こんな人にオススメ
- デザインに惹かれる人
- キノコモチーフが好きな人
- 勝ち負け関係なく楽しく遊びたい人
プレイ風景
ある程度拡大再生産系のゲームをやっている人なら、このゲームのシステムはすぐにわかると思います。ということで早速見ていきましょう。
目的は建物カードを集めて、いち早く勝利点を10点取ること。カードの右上の数字が勝利点で、下がそのカードを取るのに必要な素材です。有名どころだと宝石の煌めきなんかでよく見る形式ですよね。
このカードが場に5枚ずつ公開されます。素材が揃ったら好きなのをピック出来る早い者勝ち式です。
素材はキノコの傘。森の小人の家と言えばキノコをくりぬいて作ったあのイメージですよね。キノコを収穫して、家を建てて、街を発展させる。明快なデザインですね！
さて、これを取る方法が問題です。まずはこちらをご覧ください。
キノコがいっぱい生えています。かわいらしいですね。
ここに、小人チップを、
こう。
これで落としたやつを獲得できます。頭脳ではなく物理。
ふっとばし過ぎて失くさないように、テーブルの周りと床はきれいにしておきましょうね～。
インプレーNG集
これ、小人チップを弾く場所と方法もルールブックに書かれているんですが、ボードからカード一枚分以上離れた場所からはじかなければならないらしく、結構難しいです。
想像してみてください。親指で弾いたものを、手でキャッチするならともかく、狙ったところに、それもある程度離れた場所に落とせますか？
もうめちゃくちゃよ（爆笑）
↑もそうでしたけど、なんかこの手のゲームを写真に収めようとするとこんな写真ばっかり撮れる。
上手く盤面に着地しても落とせなければキノコは手に入りません。きびしー！
総評
拡大再生産というメカニズムによく慣れ親しんだ人と初めての人が同じゲームで遊ぼうとすると、どうしても実力差が出がち。そういう時にこそこのゲームはぴったりかもしれません。頭脳で取る素材をコントロールできないので平等に楽しめますね。
実力が強く出がちな拡大再生産と、運ゲーになりがちなアクションゲーム。組み合わせとしてはあまりなかったかもしれません。新感覚の体験をぜひ。
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