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全世界80億人のボドゲファンの皆様、おはようございます。こんにちは。こんばんは。
愛好しているボドゲのカードが擦り切れてしまったり、縁が傷ついてしまったりした経験はありますか?
これはカードに限った話ではないのですが、長く使っていると色がくすんできたり表面の絵柄が見えづらくなってきたりということはしばしば起こります。
トークンなんかであれば最悪どんなに擦り切れても実使用上の問題はないのですが、これがカードの場合だと大問題です。ほとんどのカードというのは裏から表が見えないのがウリです。裏面に傷がついてしまって、他のカードと容易に見分けがつくようになってしまっては遊びになりませんよね。
そんなカードの傷や汚れに対するソリューションとして、私はボドゲのカードにスリーブをつけることをおススメしています。
せっかくの備品が傷つかないうちに、今日から対策を始めましょう!
大切なボドゲにカードスリーブを付ける理由いろいろ
◎カードの縁欠けに強くなる
紙製のカードは使い続けると徐々にボロボロになっていくものですが、スリーブがついていればそのような心配は無用です。
◎水濡れに強くなる
多少飲み物をこぼしてもスリーブ内側に侵入しない限りは安心です。また湿度が高い場所に放置したり手汗が多い人が持ったりした時の歪みにも抵抗性が付きます。
◎スリーブを入れ替えれば新品同様の使い勝手がよみがえる
長く同じゲームで遊んでいると、カードに徐々に手垢が付着してきて、使うたびに手がべとついたり、カード同士の離れが悪くなってきたりします。これは結構頭の痛い問題です。
使い古したカードスリーブを丸々新品と入れ替えることで、この問題が解決します。実際に交換作業を行っているのが下の写真です。
左が古いスリーブ、右が同じ枚数の新品のスリーブです。ぱっと見でもかなり着色している他、写真では分かり辛いですが若干厚みが増しているのがわかります。
◎売る時に高く売れる
初めから売ることを考えて買う人もなかなかいないでしょうが、使わなくなったボドゲを専門店やフリマアプリで売りに出す時、ある程度美品であることは高評価につながりますね。結果的に使ったカードスリーブ代以上の価値になることも。
△厚みが増して箱に入らなくなることがある
デメリットがあるとすればこれでしょう。ぴったりサイズの箱に入っているボドゲだと、スリーブに入れたことで元の箱に入らなくなってしまうことがあります。
残念ながらこの場合は箱を移し替えるか、輪ゴムで無理やりとめるかするぐらいしか対処法がありません。
△スリーブを買っても余る
だいたい市販のスリーブは100枚セットなので、買ったスリーブが半端に余って保管に困ります。それに様々なサイズを用意しなければならず、これが結構面倒だったりもします。
たくさんのボドゲを買う我が家では、スリーブをいちいち買うのが面倒なのでこんな風に大量に買い溜めしています。ボドゲをいっぱい買うならどうせ使いますからね。とはいえボードゲームを滅多に買わない、ライト層だと必ずと言っていいほど直面する問題です。
サイズはいろいろ。カードの大きさにあったスリーブを使おう
いざスリーブを付ける前に、気にしなければいけないのがカードの大きさ。サイズはゲームによってバラバラなので、確認しないで買うと「せっかく買ったのにスリーブが入らない」という事態を招きかねません。
店頭には(通販でもそうですが)色々なサイズのスリーブが取り揃えられており、初めての方はどれを選べばいいかすぐにはわからないと思います。
代表的なものを4種類、ご紹介します。
TCGサイズ(64×89mm)
もっとも一般的なカードのサイズです。多くのボードゲームが採用しているサイズである他、その名の通りTCGのカードは基本的にこのサイズです。
100均に置いてあるスリーブもこのサイズです。
ユーロサイズ(59×91mm)
ヨーロッパで比較的使われている(らしい)サイズで、やや縦長です。原作がヨーロッパのゲームの場合はこのサイズの可能性があります。頻繁に見る割にはスリーブの種類が少なく、苦労します。
ボードゲームサイズ(56×87mm)
上記の2つに比べるとマイナーです。やや小型で収まりのいいサイズということで、パッケージが小さい箱であるボードゲームが採用していることが比較的多いです。このサイズのスリーブは専門店に行かないと入手が難しいです。下記のアメリカンサイズととても似ています。アメリカンサイズのスリーブに入れてみて、だぶつく感じがしたらこちらのサイズです。
アメリカンサイズ(57×89mm)
滅多に見ないサイズです。アメリカンサイズと言っていますが、日本発のゲームでもこのサイズを採用しているボドゲがたまにあります。特にボードゲームサイズと間違えがちなので、注意が必要です。縦2mm, 横1mm長いだけなのですが、ボードゲームサイズのスリーブはきっちり入りません。
この他にも超小型のハーフサイズや大判のタロットサイズなど、色々なサイズのスリーブが販売しています。サイズがわからなければ店頭にカードを持ち込んで確認するといいでしょう。
店によってはこのようにスリーブのサイズを確認できるサンプルが用意されていますので、入れたいカードを持ってきて確認することもできます。
透明のソフトタイプがおススメ
スリーブにはハードスリーブとソフトスリーブの2種類がありますが、ハードスリーブはその名の通り厚みがあって結構硬いです。不慮の事故で折れ曲がりにくいというメリットはありますが、厚みが増しすぎてかさばり、使いづらいのであまりお勧めしていません。物にもよりますがハードスリーブの角は結構鋭く、角が刺さってプレイ中ずっと痛い、みたいなこともあります。
また柄物のスリーブも販売していますが、あれはTCGでマークド(裏面のわずかな傷、汚れなどで表面がわかってしまう不正)を防ぐのが主な役割です。ボードゲームであればカード裏面のアートも楽しみたいところなので、両面クリアのものが良いでしょう。
【制作者向け】カードのサイズ、箱に書いておいてほしいな
これは個人的によく思う事なのですが、買って開封してからじゃないとカードのサイズがわからないので、スリーブを買いづらいんですよね……。
たまに外箱に書いてあるケースもあり、結構助かります。もしスペースがあるなら、同梱しているカードの枚数とサイズを是非書いておいてほしいです。せっかく作ったボドゲ、きれいに使ってもらえたらうれしいと思うのですが……どうでしょうか?
通販でも買える、おススメのスリーブは?
色々なメーカーが出していますが、日本で簡単に入手可能、ロットブレがない、などの条件を満たすものだと以下のものがおすすめです。
ホビーベース ソフトスリーブ
TCG向けメインでスリーブを出しているメーカーです。割とリーズナブルで質も良く、愛用しています。あとカードの寸法で書いてくれるので、サイズ表記がわかりやすいですね。スリーブ自体の寸法を書かれても「で、それは結局このカード入れられるの?」ってなりがちなので……。
ちなみに同メーカーはぴったりサイズというのも販売していますが、個人的にはあまりこだわらなくても良いかなと思います。入れるの大変ですしね。
下2つは単価がTCGサイズ、ユーロサイズに比べて高い傾向にあります。数が出ないからでしょうか。
ということで、迷ったらこれが今のところ断トツでおすすめです。
100均のスリーブは基本的におすすめしません。作りが荒くサイドがギザギザなのと、必要以上に薄くはがれやすいです。また、若干透明度が低いです。多少値が張ってもいいやつを使った方が、見た目もきれいですし使用感も良いです。値が張ると言ってもせいぜい100枚セットで200~400円程度です。
この他にもおすすめのボードゲームスリーブはありますか? ぜひコメントを共有してください。
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