今回ご紹介するのは、タイトルにもある通り、twitterで行われた投票企画「ゲムマ新作トーナメント2022秋」の優勝作品です。
実際に手に取る前から魅力的だったこちらのゲーム、遊んでみるとなんとも独特なプレイ感に仕上がっていました。3人専用のセットコレクション、COPET(コペット)のご紹介です。
どんなゲーム？
惑星「ウルティア」の星屑祭では、あまい星屑「コペット」が降り注ぐ。
コペットを占いどおりに、あつめたり、たべたりするとその年の幸せが約束される。
欲深い王子たちは、幸せを独り占めすることで頭がいっぱい！
３兄弟の中で、いちばん幸せになる王子は誰か…！？
https://booth.pm/ja/items/4297495
金平糖のようなピース「コペット」を集め、食べ、食べさせて両隣を出し抜きつつ一番の高得点を目指す、３人専用セットコレクションゲームです。
- プレイ人数：3人
- 対象年齢：-
- プレイ時間：15分
- 原作：X Ur Hours
- 発表年：2022 (ゲームマーケット2022秋新作)
チャートは当HP独自の採点基準により作成しています。
全体的に右に寄っているものほどパーティーゲーム向け、左に寄っているものほどじっくり考えるボドゲマニア向けです。
デザイン：遊び心のある箱の使い方にも注目！
盛り上がり：くじ引きのアレを回してる感じ。あるいはガチャ。そりゃ盛り上がります。
その他：#ゲムマ新作トーナメント2022秋 優勝作品。
超小箱サイズ。男性なら上着のポケットに入るかもしれないレベル。
こんな人にオススメ
- 3人用のゲームを探している人
- ポップかわいいデザインに惹かれる人
めちゃくちゃ小食な人
金平糖を模した小さなコンポーネントがあるため、小さいお子様がいる家庭はご注意ください！
プレイ風景
さて、箱から取り出したるはこちらの金平糖。※すごく精巧にできていますが本物ではありません
これをひたすら、集めて、食べて、食べさせます。
集めた数と食べた数に応じて点数が付くだけでなく、秘密裏に持っているカードに書かれた条件に沿ってボーナス点がもらえます。
自分のカードの条件を上手く満たすように、あるいは他のプレイヤーがどんなカードを持っているかを予測しつつ、欲しい色の金平糖を食べましょう。
さて、この金平糖、またの名を「コペット」ですが、
これを
こうして
こうじゃ。
箱の側面には穴が開いています。穴が合うように上下を合わせることで、金平糖を振って出せるケースになるのです！ すごーい！！
収納の時は逆向きに閉じれば穴が閉じるので、何かがこぼれる心配はありません。
カードを色ごとにシャッフルして裏向きに置き、3人がそれぞれ違う色になるように１枚ずつ引きます。これで準備は完了。
手番になったら、「あつめる」「たべる」「うらなう」から１つのアクションを選んで実行します。
①あつめる
箱からコペットを１つ取り出し、手元におきます。
※場のカードの山のうち１色がなくなっていたら、コペットを２つ取り出して手元におくことができるようになります。
コペットは赤・黄・青の他、少量ですが白のコペットも入っています。
これはそのままでは点数計算の時に他の色としてカウントすることはできませんが、代わりに白のコペットを引いたプレイヤーは場から白のカードを１枚引くことができ、強力な効果を使える可能性がある「アタリ」です。
②たべる
手元にあるコペットを１つ選び、まんぷく度トラッカーに置きます。
③うらなう
場に残っている赤・黄・青のカードのうち好きなカードを1枚引きます。引いたカードは自分だけが見られます。
最初は地道に自分の手元に点数を積み重ねていくゲームになりますが、コペットを３つ以上たべていると、さらに2種類のアクションが追加され、よりインタラクティブになります。
④すりかえる
手持ちのコペット１つを、他のプレイヤーが持っていてまだ食べていないコペットと交換します。
⑤たべさせる
手持ちのコペット１つを、他のプレイヤーのまんぷく度トラッカーに乗せます。
箱の中のコペットがなくなったら、その時点でゲームは終了です。各自が持っているカードを表にし、点数を計算します。
総評
シンプルそうですが、プレイしてみるとちょっと変わったゲーム性であることがわかります。
常時誰の点数も明らかにならないので、下手をすると誰が勝っていそうかがよくわからないという不思議なゲームなのです。目立つコンポーネントであるコペットが公開情報としてよく見えるのでわかりやすいゲームかと思ってしまいますが、実際は結構読みあいが重要になってきます。そういった意味では心理戦の要素も持っているゲームです。
おまけ（惑星ウルティア？）
なお、ストーリーで言及されている「ウルティア」もゲーム化しています。
デザインの統一感もあり、おしゃれ度100点です。こちらも是非並べて手に入れたい一品ですね。
