【ボドゲレビュー】Quatre des Fruits(キャトル・デ・フルーツ) (+Spice) – 写真映え100点のトッピング系エリアマジョリティゲーム!

最終更新日が2023年以前の記事です。レイアウト変更のため、正常に表示されない場合があります。

12月。もうすぐクリスマスです。(※記事執筆時点)

なので、今日はいいものを買ってきましたよー。

なになにー!

ケーキです!

ケーキです!!

茶番ケーキのボドゲです!!!

どんなゲーム?

ケーキにフルーツをトッピングしよう! 見た目に美味しいエリアマジョリティ系ゲームです。

  • プレイ人数:2~4人(4人推奨)
  • 対象年齢:7歳以上
  • プレイ時間:15~40分
  • 原作:+Spice (プラススパイス)
  • 発表年:2023(新装版)

チャートは当HP独自の採点基準により作成しています。
全体的に右に寄っているものほどパーティーゲーム向け、左に寄っているものほどじっくり考えるボドゲマニア向けです。

デザイン:今回のゲムマのジャケ買い枠です。「「美味」」が過ぎる。

所要時間:かなりじっくり考えたいタイプのゲームなので、箱に書いてある以上に時間はかかると思います。

ルールの複雑さ:覚えなければいけないようなことは全くなく、とっつきやすいルールです。

こんな人にオススメ

  • このゲームの見た目が好きな人
  • 手が広い(選択肢がたくさん取れる)ゲームが好きな人
  • 盤面に対してじっくり時間をかけて楽しみたい人

プレイ風景

ゲームボードを組み合わせると円形の大きなケーキになります。準備はほとんどありません。あとはイチゴ、ミカン、キウイ、ブルーベリーの4種類。1人1種類、好きなフルーツを選びましょう。このケーキにフルーツをトッピングしながら、できるだけ自分好みのケーキを作る(自分のフルーツでたくさん点数を得る!)のが目的です。

カードは透明なので、専用の袋に入れて、手番になったらここから一枚引く形式をとります。

引いたカードにはフルーツとホイップクリームが描かれています。これをケーキの上に置いてトッピングしていきます。

置き方にはいくつかのルールがあります。以下はその一部ですが、基本はケーキを作る時にできないことはやっちゃダメってことです。

フルーツの上にフルーツは乗らないのでこれはダメ。逆にフルーツの上からホイップを被せたり、ホイップの上にホイップやフルーツを重ねたりすることはできるので、それはOKです。フレーバーに富んでいるルールでいいですね。

で、しばらくゲームを進めると……

こんな風になります。あらおいしそう。

一定ターンごとに得点計算が入り、ここでまとめて得点を得ます。

自分のフルーツが盤面にいっぱいあればあるほど得点になります。さらに、自分のフルーツが2つ、3つ、4つ……と繋がったグループがあれば、それは4点、9点、16点、……と爆発的に点数が上がります。

そうなると最後の手番のプレイヤーが自分のフルーツをつなげやすく有利なので、得点計算が終わったら次のターンは得点が高かった人から順にゲームを続行します。

ゲーム終了時はこんな感じに。フルーツもりもり。

全てのカードを引き切って、一番点数の高かった人が優勝です。

総評

欠点はとにかくお腹が空いてくることです。うーん。

あと真面目な話をするなら、ルール的な情報量は大したことがないにもかかわらず、ぱっと見で全体の状況を把握するのはかなり難しいです。手番あたりの選択肢も非常に多いので、本気で勝とうとするとかなり時間を使うゲームです。ゲームは見かけによりませんね。

また、ただカードを重ねていくだけのゲームとは違い、カードが透明なことで下のカードが全て見えるのが大切なので、カードがずれると大変なことになります。

そのため丁重に扱わないとすぐ崩壊します。そんなところまでケーキと一緒。

のんびりしたおやつタイムのお供に、テーブルを囲んで広げるのにはぴったりです。賞味期限のとっても長いケーキ、おひとついかが?


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