【MTGデッキ紹介】スタンダードのローテがめんどくさい人向け、オルゾフミッドレンジ【2024年7月スタンダード】

次のブルームバロウの発売によって、スタンダードに久々のローテーションがやってきます。これにより以下の4セットがスタンダード落ちする予定です。

  • ニューカペナの街角(SNC)
  • 神河:輝ける世界(NEO)
  • イニストラード:真紅の契り(VOW)
  • イニストラード:真夜中の狩り(MID)

これにより既存のほとんどのデッキが影響を受けます(というかローテーションってそういうものですけどね)。

中には主要パーツを失って大幅な弱体化、あるいは消滅するデッキも出てくるでしょう。3色土地やオートフェッチランド、神河の魂力土地が消えるのも影響大です。

そうなると新しいデッキをまた作り直さないといけません。正直、カジュアル勢にとってそれはとても面倒。

なので今回は、ローテーションによって全く影響を受けず、かつ現スタンダードでもちゃんと戦えるデッキを作ってみました。

デッキリスト

オルゾフ(白黒)ミッドレンジです。もちろんローテで落ちてしまうカードを使った方が多少強く組めるであろうことは間違いないのですが、今回はあえてローテ落ちしないカードにこだわって組んでみました。

マジックって何をするゲームかというと、先に相手のライフを0にする。これが基本的な勝ち方です。赤単や特にバーンなんかはその原理に忠実で、とにかくあらゆるダメージ手段、火力を用いて相手のライフをいち早く詰めに行くデッキです。

じゃあ相手のライフを削りつつ自分のライフを回復できたら強いよね? というすごく当たり前のことをやろうとしているのがこのデッキです。とても初心者向けの優しいデッキですね。

《鋼の熾天使》は3/3のアーティファクト・クリーチャーという性質自体が除去耐性として機能し、メタゲーム的に強力です。《喉首狙い》はスタン落ちせず使われ続けるので、これも強いまま。たぶん。

《怒りの大天使》はドメインランプにも採用されている実績のある除去兼フィニッシャー。素で赤マナが出る土地は《魂の洞窟》しか採用していないので、これのキッカーのために《魂の洞窟》は天使を指定します。

《オレリアの立証者》は注目の新戦力。タフネスこそ低いものの護法(2)とパワー4の飛行・絆魂が見た目以上に強固で、盤面を簡単にひっくり返し得る強力な天使です。

vs速いデッキ

基本的には速いデッキとのマッチアップで轢き潰されないことを重要視しています。

ほとんどのクリーチャーが絆魂持ちなので、雑に壁を立てているだけで延命になります。《ファイレクシアの宣教師》はキッカーなど気にせずに放り込んでいく運用になります。相手が息切れしてこちらのライフ回復速度が上回ればほぼ勝利です。

《害虫駆除》はボロス召集に対する強烈なメタカードで、環境一のブン回りが無視できないデッキへの対抗策として白黒を使うひとつの理由です。

vs遅いデッキ

先攻の場合に2ターン目からマウントを取る手段として、《スクレルヴの巣》を用意しています。定着すれば相手にとっては嫌な展開になります。

《最深の裏切り、アクロゾズ》は破壊除去が効かず消耗戦に強い切り札なので、打ち消しや追放に当たらないようにうまくキャストしたいキーカードです。

おわりに

今回はローテ落ちしないスタンダードデッキのご紹介でした。とにかく回復手段が多いので、特に早いアグロデッキに轢き殺されるのが我慢ならない!という人にオススメのデッキです。

必要なレアカードこそ多いものの、長く遊べるデッキとしてぜひ作ってみてください。