バナナ味のストロー……? 続・海外製の輸入菓子は本当にMade in Japan 菓子に勝てないのか【KALDI】【カフェランテ】

前回続きはないと書きましたが、また妙なものを買ってきてしまったので。

今回はKALDIではありません。イオンリテールが経営している輸入食品専門店「カフェランテ」……人呼んでジェネリックKALDIです。イオンモールにKALDIが全くないわけではありませんが、カフェランテと共存はあまり見ませんね。

このロゴをデザインしたの、誰なんですかね。

Comic Sans をそんなところに使うなって。

挑戦者たち

デライツ フィグフィルドクッキー

「フィグ」というのはいちじくのこと。日本では生食用やドライフルーツでたまに見かける程度で、お菓子としてはほとんど見たことがありません。

見た目はツルンとした普通のジャムクッキー。日本の焼き菓子系だともっと赤みや茶色みが強いしっかりとした色をしているのですが、こちらはかなり色が淡いです。あまり焼き色にはこだわりがないのかも。

実食。

海外製のクッキー系のお菓子はザラザラしていて油っぽさがあることが多いのですが、これはあまりそのような印象は受けませんでした。意外と普通。

フィリングは生イチジクではなく、ドライイチジクをペーストにした感じ。つぶつぶしてます。

まあ……私ドライイチジク嫌いなんですけどね。なぜ買ったのか。

幸い、味は悪くなかったです。

デライツ デーツフィルドクッキー

続いては同じ会社からデーツのクッキー。こちらはナツメヤシです。日本ではまあ見かけませんね。

果たしてどんな味がするのやら。

あれ?意外とおいしい……。

クセのないレーズンのような味です。ほぼオールレーズン(東ハト)。何の問題もなく美味しく食べられます。海外のお菓子を受け付けない人でも平気で行ける味。何ならイチジクよりおいしい。

↑こういうちょっとした製造上の汚れ(たぶんあふれたフィリングの焦げ)を許容するところに海外みを感じていとをかし(お菓子なだけに)。

デーツ、実はかなりポピュラーな食べ物だった

よくよく調べてみると、デーツはドライフルーツとして世界的に非常に消費量の多い果物であったようです。その量はなんとアプリコットやレーズンに肩を並べるほど。特に中東、イスラム諸国ではポピュラーな食べ物だそうです。味も上述した通りレーズンと似たり寄ったりで甘味が強いです。日本で流行っていないだけなのですね。

ヤシと聞くとヤシ油のイメージが先行してしまいますが、ヤシ油はココヤシから採れる油で、ナツメヤシとは全く別物。一つ勉強になりました。

ちなみにこちらの2品、大手通販サイトでは取り扱いがありませんでした。食べてみたい人は頑張って探してみてください。個人的にはデーツは結構おすすめです。高いけど。(各280円ぐらい)

テリーズ オレンジチョコレート

こちらは前の2つに比べるとかなり有名かもしれません。カフェランテでなくてもKALDIや成城石井などある程度の規模で輸入食品を扱っているお店なら結構置いてあります。

結構なお値段がするのですが、毎年春になるとメーカーがチョコレートの在庫を手放したがるので(一般的なチョコレートは28℃を超えると溶けるため!)輸入品を筆頭にチョコが安く手に入るチャンスの季節なのです。

球形のチョコレートを見ると中におもちゃが入っているチョコエッグを想起しますが、これは中までみっちりチョコレートです。

そんなチョコの塊をどうやって食べるのかと言うと、

叩きつけて割ります。

割ると言っても粉々になるのではなく、さながらオレンジの房のようにきれいに割れます。よくできてますね。

味はかなりオレンジ風味強めのチョコレート。輸入品らしからぬ美味しさなのですが、かなり強烈な風味なので好みは分かれると思います。私は昔はあまり好きではありませんでしたが、最近また食べてみたらおいしく感じられるようになっていました。

フェルフォルディ クイックミルク バナナ味

お待たせしました。こちらが今回の大本命です。

ヤバそう。

こちらは……何て言ったらいいのかなあ……味付きストロー? 的な?

中にスプレーチョコみたいなものが封入されていて、これを通して牛乳を飲むと、あら不思議! バナナミルクに早変わり!(全く不思議ではない)

なんだか得体が知れないのと、パッケージのブサイクな牛がこっちを見て猛烈にアピールしてくるので買ってみましたが、いやー全く期待できない。あとそもそもスプレーチョコ嫌いだし。なぜ買ったのか(3商品ぶり2回目)

まあ買ってしまったものはしょうがないので、実食です。

まず牛乳を注ぎます。

ストロー(?)を挿します。切ったりする必要はありません。

そして、このまま飲みます。

え、おいしいんだけど。なにこれ。

バカにしてすいませんでした。ちゃんとバナナミルクです。

朝食のシリアルのお供に悪くないし、スーパー銭湯行って風呂上りにこれがあったらまあまあうれしい感じのやつです。

ただ、見た目で想像がつくように、ストローが潰れてる(↓)のでかなり飲みづらいです。結構頑張って吸わないと上がってこない。

こちらのストロー、他にもチョコレート味、ストロベリー味、バニラ味が売っていました。正直私はまだ信用していません。バナナ味だけ美味かったからって他のがおいしいとは限らない。勇気のある方はぜひ。

【おまけ】Skittles

最後はこちら。

いやね、これは美味しいって知ってるんですよ。何度も食べてますから。

これはM&M’sではありません。あっちはコーティングチョコレート、こっちはソフトキャンディーです。ちなみに私はM&M’sはキライです。

合成香料の味~~~!!(一応擁護のために書いておくと天然香料も入っているらしい)

写真撮ろうと思ったのですが、その前にうちのねこ(という名前の人間)に見つかって全部食べられてしまいました。日本のお菓子しか受け付けないタイプのねこなのですが、これは美味しかったようです。

欠点は歯にめちゃくちゃくっつくことですね。

カフェランテとKALDIの違い?

たまたまでしょうか、今回は露骨に海外の味がする(日本人的に言うとおいしくないクソ失礼)ものには全くぶち当たりませんでした。なんででしょう?

これは想像なのですが、経営母体のデカさがある程度影響してるんじゃないかなという気がします。カフェランテはイオンリテールの傘下なので、あんまり日本人受けしなさそうなヘンなものは持ってこないんじゃないかと。KALDIは自前の小規模な子会社を持っていて、そこ経由でいろんなものを輸入してくるので、おもしろそうなら何でも買ってきちゃうんじゃないかなと。そんな想像をしたのでした。

実際 KALDI によく行く方なら気が付くと思いますが、チョコレートとかスナックとか、なんとなく品ぞろえが違うんですよね。

もちろんこれが正解かどうかはわかりませんのであくまで一個人の想像としてお楽しみください。

※こんなめちゃくちゃな買い物をするチャンスは滅多にないので、続編には期待しないでくださいね。