世界で一番強いミントタブレット!? Fisherman’s Friend 食べてみた

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突然ですが皆さん、ミントタブレットはお好きですか?

フリスク、ミンティア、クロレッツなど、コンビニで手軽に買えるミントタブレットは、ドライバーの眠気覚ましや仕事の気分転換にぴったり。常備している方も多いのではないでしょうか。

今回は、先日出掛けた先でポップにつられて衝動買いしてしまったミントタブレットをご紹介します。

そのポップとは……

「世界で一番強いミントタブレット」

そんなこと言われたら気になるし買うしかないじゃん。

Fisherman’s Friend (フィッシャーマンズ・フレンド)

こちらが問題の(?)ミントタブレットです。

  • 内容量:25g(標準22個)
  • 原産国:イギリス

イギリス製の食べ物かあ。不安(失礼)

2種類ありますが、白い方がオリジナルで「最強」とされている方で、緑色の方はそれより一段マイルド(だけど十分強力)らしいです。

ミント(緑パッケージ)

まずは比較的マイルドと書かれていた「ミント」から開封。

ニオイはペパーミントそのもの。タブレットとしてはかなり大きく、どちらかというとキャンディーのサイズです。表面がやや粉っぽい。袋がジッパー付きなのはポイントです。こんなもんどうせ一気に食べられない。

気になる味の方ですが、口に入れてから清涼感が鼻を突き抜けるまでの瞬発力がとにかく高い。そして手加減なしのペパーミントの風味が強く、ペパーミントの持つほろ苦さのような部分も持ち合わせています。これはメントールだけでは出てこない味。

食べた後しばらくおなかがひんやりします。30分ぐらい続きました。

オリジナル(白パッケージ)

続いてオリジナルを開封。

まさかの茶色。なんかもう「ワタクシ濃厚でございます」って感じで、下手に緑色に着色してあるより物々しい感じがします。

……が、なんだかニオイが甘いんですよね。これほんとにミントタブレット?

よくよくパッケージを見てみると、こちらなんとペパーミントは使っていませんでした。入っているのは単体のメントールの他に、ユーカリオイル、甘草エキス、そしてCapsicum Tincture。なるほど、甘い香りは甘草由来のようです(欧米ではリコリスと呼ばれているアレです)。

最後の Capsicum Tincture というのは、トウガラシエキスのこと。あれこれやばいやつじゃ?

買ってしまったものは仕方がないので、意を決して食べます。

鼻に抜けるスピードとパワーがすごい。カンゾウも入ってるけど、別に甘くはない。というか清涼感が強すぎてよくわからない。幸い、トウガラシ感はほぼ感じられなかったです。抜ける息が強烈なので穴がガバガバの人は目まで来ますし(これはわかる人ならわかると思います)、出先でマスクなんかしてると自分の吐息で大変なことになります。それはそれでいいのかもしれませんが。

このあとおなかが1時間ぐらいひんやりしました。飲み物が全部冷たい。

こんな人にオススメ

普通のミント菓子が物足りない人

もうただのタブレットじゃ眠気が覚めねえ、というパワフルな方にはぜひおすすめしたいです。粒が大きいので食べ応えもあるのではないでしょうか。

人工甘味料の味が苦手な人

実は人工甘味料が入っていないミント菓子は貴重です。甘味は全て砂糖と甘草由来。人工甘味料独特の口当たりが苦手な方はむしろこっちの方がおいしくいただけるかもしれません。

花粉症で鼻が詰まる人

花粉症の方に食べて頂きましたが、「(めっちゃ鼻に抜けるので、花粉症対策として)これはアリかもしれない」とのことでした。対症療法ですが、この先花粉がつらい季節が来ていますし、対抗手段として試す価値アリです。

買える場所

輸入菓子を扱っている店なら置いていることがあるようです。KALDIなんかでの目撃情報も。

Amazon楽天でも売っていました。また、この記事では2種類のみ紹介しましたが、かなり色々な味のバリエーションがあるようです(日本人の味覚に合うかどうかは不明)。

【余談】本来はのど飴だった

パッケージに船のイラストが描いてあることもあり、私はこれを食べた瞬間、「これってつまり(船)酔い止めか!」と勝手に納得してしまいましたが、実際はそうではないみたいです。

James Lofthouse, a pharmacist from the small port town of Fleetwood in northwest England, was talking to three deep-sea fishermen one evening in November and they told him (中略). Or rather they tried to, because all three could hardly say a word. (中略)

The next day he presented the three fishermen with a mixture of liquorice, eucalyptus and menthol – (中略) Fisherman’s Friend was originally liquid – but since not only the throats were rough, but also the sea, they often broke.

But James had another brilliant idea: He thickened the tincture and made handy little lozenges out of it. (以下略)

https://fishermansfriend.com/en-gb/heritage

要するに、喉ががらがらになる船乗りのために、地元の薬剤師が作ったシロップ剤が始まりだそうです。あなたのど飴だったのね。

かの有名なマーガレット・サッチャーも演説の前になめていたというほどの効き目で、イギリスではよく知られたお菓子とのこと。是非一度お試しください。


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