交差点の名前が違う?首都高に慣れててもまだ怖い、北海道の道路事情

私事ですが、先日、北海道に旅行に行きました。

旅行レポはまた別に書くとして、北海道の個人旅行では多くの方がレンタカーを借りることになると思います。北海道の道路事情は本州以南とは一味違っていて、隣県までのドライブのノリで運転していると思わぬ事態に遭遇するかもしれません。実際、私はかなり面食らいました。まさしく試される大地って感じ。

車を運転する方もそうでない方も、知っておきたいおもしろ(?)豆知識です。

同じ交差点を表す名前が複数ある

どういうこと?と思った方は、まずはこちらをご覧ください。

これは初めて見た人は本当にびっくりするんじゃないでしょうか。見る方向によって交差点の名前が変わります。特に市街地でよく見かけます。

これは交差点そのものの名前を表しているのではなく、「その信号機が立っている場所の住所」を表しているから。図にするとこんな感じになります。(※私は道民ではないので、もし違ったらおしえてください)

ちなみに個人的な体験談ですが、「南10西4を右折」って聞いて、車線の右側の信号を見たら「南9西3」って書いてあるからまだだな、と思って直進したら真上の信号機には「南10西4」って書いてあった、っていうのを一回やりました。やられた!と思っても後の祭りです。頭ではわかってても、運転中とっさの判断ではついいつもの癖が出ますね。

交差点が2.5車線ある

なんですかね、土地が広いことにかまけてるのかなんなのか知らないんですが、右折専用車線を作らない傾向がありますよね。

東京(というかだいたいの道路)はだいたい「左折直進・直進・右折」のセットじゃないですか。北海道だと「左折直進・直進右折」で切ってるんですよ。そして気持ち右側の車線を広めに、それこそ1.5車線ぐらいの幅を取ってるんですね。右折車はそこで右いっぱいに寄せて待ってて、その横を平然と追い抜く直進車。車体の大きいレンタカーを借りてたりすると結構怖いと思います。えっ?こういうもん?

2車線を信号手前で突然3車線にする

これは旭川周辺で見かけた道なんですが、2車線の道に右折レーンを引くために、交差点直前で急に何の前触れもなく3車線にシフトしている道路を見かけました。交差点を過ぎると元通り、何事もなかったかのように2車線の道路に戻っているのでタチが悪いです。

多分道が先にあって、あとから線引いたんじゃないかな、って思います。道は広いしこれでもなんとかなるやろ、みたいな。

初見さんお断り? 旭川常盤ロータリー交差点

こちらはその名の通り旭川にある交差点です。なんと日本最大の円形交差点だそうです。かの有名なラウンドアバウトと違うのは、信号がついていること。

気を抜いているとどっちに走ればいいのかわからなくなりますし、どの車線が優先なのかも難しく、あまりいいところがありません。地元車についていってやり過ごすのが無難でしょうが、信号に先頭で止められてしまったら……グッドラック、としか言いようがないです。

距離スケールがいちいちでかい

「稚内 250km」とか書かれても。まだ早いて。

高速のIC間の距離はだいたい10km以上、場所によっては20km~30kmあるのが普通ですし、周りに何もない区間や山越えの長いトンネル区間が多いので、とにかく眠くなります。一般道ですら街と街を繋ぐのに峠越えは日常茶飯事です。ガソリンスタンドの位置にも気を張っておきたいところ。

稀にぼーっとしていた車が脇の畑に落っこちているのを見かけます。本当に気を付けましょう。

動物は本当にどこにでも出る

そこら中に動物注意の標識があります。高速道路のIC手前で事故渋滞情報を出す電光掲示板が、どこで見ても(札幌市内でも)「鹿注意」としか書いていませんでした。今回の旅行ではキツネを見かけました。

まとめ

北海道の少し変わった道路事情でした。私は魔境として知られる(?)首都高や、東京都内の一般道もよく利用しますが、それに慣れていてもなお恐怖を感じる場面が何度もありました。北海道の方からするとこれが普通なんでしょうか。

最後に、運転は安全第一。これだけはどこに行っても共通です。

おまけ

ふと存在を思い出したので、立ち寄ってみました。ヤリキレナイ川。

所在地はこちら。

観光名所ではないので近付いても何の前触れもありませんし、そもそも車を止めるところがないです。かといって電車だと札幌から最短70分(室蘭本線由仁駅)+徒歩20分。何より、行ったところで本当にこれしかありません。

ちなみにGoogle mapには川自体描画されてません(右上を流れるのは夕張川)。行くなら心して行きましょう。