お台場の4大商業施設の一角を占めていたハイブリッドアウトレットモール、VenusFort（ヴィーナスフォート） がついに今日、2022年3月27日 17:30 をもって閉館しました。
私個人としても、お台場に遊びに行くたびにお世話になっていた施設のひとつでした。毎日目にするものではないとはいえ、一つの歴史に幕が下ろされるのはやはり寂しいものがあります。せっかくの機会でしたので、閉館前最後のセール、VenusFort FINAL CARNIVAL に行ってきました。
開店前の様子
到着したのは開店30分前。お台場の他の施設より1時間遅い開店時間であることを失念していて早く着きすぎてしまいました。しかしまばらとは言え既に人が集まり始めており、影響力の大きさをうかがわせます。
なお、隣にあるトヨタプロデュースの自動車テーマパーク、Mega web (メガウェブ)とZepp Tokyoは昨年末をもって閉館。その奥にあるお台場のシンボル的存在の大観覧車、チームラボ ボーダーレスの２施設についても、2022年8月末で営業終了の予定で、これをもって1999年の開業以来続いてきたパレットタウン全体が事業終了する運びとなっています。おそらく近年の都心部においても最大級の事業終了なのではないでしょうか。
開館15分前の時点でこの人だかりです。全店セール、最大80％OFFを掲げていただけあります。
施設内の様子
施設内は近世ヨーロッパをイメージした建築になっており、屋内なのに夜空が広がり時間の感覚を忘れさせてくれるスポットです。FINAL CARNIVAL のイベントの一環として、街並みを彩るようにきれいなイルミネーションがたくさん用意されていました。
屋内とは思えない光景で楽しませてくれましたが、今日で見納めです。
クレープ屋さんが出ている広場にはよくお世話になっていました。こうやって見ると公園見たいですね。
そして目玉の噴水広場がこちら！
豪華な飾りつけが、演奏に合わせて光り輝きます。
３階の特設エリアには、メッセージスペースが設けられていました。
開店直後なのでまだ人はいませんでしたが、この写真に映っているもの以外にもかなりの数のメッセージが集まっていました。
palette town とVenusFort の歴史
さて、そもそもVenusFort および palette town はどのような歴史を持っていたのでしょうか？
調べたところ、この地はもともと中止になった世界都市博覧会の予定地として空いていた土地を森ビルが都から借り受けて建設された商業施設だったようです。
そのため当初の予定では10年の借地権が切れる2009年を目途に閉館する予定だったそうなのですが、将来の再開発を見込んで土地をそのまま買い取り営業を続けていたそうです。
その立地から数多くのドラマやアニメ作品の聖地として親しまれていました。有名どころではラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の舞台でもあるみたいです。
今後どうなるの？
これでお台場がちょっと寂しくなるな、と思っていましたが、なんと2025年完成を目標に、大型アリーナをメインとした複合施設に生まれ変わる計画が既に進行中のようです！
新施設にはVenusFortのような商業施設、トヨタMega webのようなのショーケースの機能も盛り込まれるようですので、完成すればお台場がより盛り上がるスポットになることが期待できますね！今後に期待しましょう。
（あとはゆりかもめか臨海線がもうちょっと安くなればカンペキ！）
