2024春ゲムマには参戦できなかったのですが、当日急遽ゲムマに行くことにしたという友人がいたので、お使いをお願いしていました。それで入手したのがコレ。
実は当HPでは以前Mirarisのオリジナルバージョンを既にレビューしています。今回のものはそれと内容的にはほぼ同一で、数枚の拡張用カードが入っています。前のレビュー執筆時からかなり経った今でも現役で遊び続けられている、個人的に折り紙付きのとても楽しいゲームです。
そうじゃなかったらわざわざ新装版買わないですからね。オリジナル持ってても買っちゃうくらい良いゲームだというのを伝えたくて。
今回は当時のレビュー内容もおさらいしつつ、その拡張ということで追加要素についても触れていきたいと思います。
Contents
どんなゲーム?
他の人とバッティングしないように奇跡カードを競り落とし、点数をできるだけ多く集めるゲームです。
拡張版によって変形ルールも遊べるようになりました。通常版と合わせて6つのルールで楽しめます。
- プレイ人数:3~6人
- 対象年齢:8歳以上
- プレイ時間:10~20分
- 原作:Domina Games
- 発表年:2024
チャートは当HP独自の採点基準により作成しています。
全体的に右に寄っているものほどパーティーゲーム向け、左に寄っているものほどじっくり考えるボドゲマニア向けです。
デザイン:イラストが増え、カードデザインも刷新されてさらにお気に入りになりました。
盛り上がり:有名どころでは「ハゲタカのえじき」なんかによく似ています。
運要素:一応読み合いという体ですが、とっても運ゲーです。たのしい。
ルールの複雑さ:この拡張はルールを複雑にすることはありません。
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おすすめポイント
ルールはとっても簡単! 雑に遊んでも真面目に遊んでも楽しいゲーム
深く頭を使わずとも軽く遊べて、ちゃんと相手を出し抜いて勝ちたいという欲もしっかり満たしてくれる、そんなスピーディーなゲーム展開が魅力です。
以下は以前のレビューからの引用で、ルールの大まかな説明になります。
プレイヤーの目的は、奇跡カードに書かれた得点(王冠マーク)をできるだけ多く集めること。
各プレイヤーは手札に1~9の通貨を1枚ずつ持っています。
奇跡カードをよく切り混ぜ、山札とします。山札からプレイヤーの人数分のカードを、順番に山札の隣に並べます。
各プレイヤーは、他のプレイヤーに見えないように1枚のカードを選び、自分の前に伏せて置きます。全員がカードを置いたら、一斉にそのカードをオープンします。
そして、小さい数字を出したプレイヤーから順に、山札から近いほうにあるカードを受け取ります。
この時、同じ数字を出してしまったプレイヤーは何も受け取ることができません。使った通貨カードと受け取った奇跡カードは自分の前に裏向きで置き、奇跡カードを山札から場に補充します。取られなかった奇跡カードはキャリーオーバーされます。被れば被るほど場にはカードが貯まっていきます。
これを8ラウンド繰り返してゲーム終了です。通貨カードは1枚余ります。
獲得した奇跡カードの点数が最も高い人が勝利になるのですが、点数を集計する前に、各プレイヤーは持っているキャラクターカードを公開し、その効果を処理して点数計算に加味します。これによって自分だけでなく対戦相手の点数も大きく変動するので、ただ大きい点数のカードがたくさん取れれば勝てる、とはいかないのが面白いところ。
カードデザインとイラストのために買う価値がある
ここからは新版のご紹介。
このデザイン性と美麗なイラストは正直そうそう見られないレベルで、これを手に入れるために買う価値があります。ボードゲームそのものの魅力とは別軸のお話ですが、こういうところに手を抜かないゲームは見ていて気持ちの良いものです。
全てイラストレーターさんの描き下ろしです。
数枚でも大胆な拡張
既存のキャラクターカードに調整が入ったほか、新たに3枚のキャラクターカードが仲間入りしました。これによりキャラクター効果の応酬が激しくなり、よりダイナミックなゲームを楽しめるように。
ん?1枚12点??
点数低い人から脱落する? デスゲームかな???
総評
10周年記念版はDomina Gamesのファンなら間違いなく入手したい一品。そうでなくても、長く気軽に遊べる一箱をお探しの方には私から特におすすめしたいゲームです。
通常版は通販や各地のボドゲ専門店にて、2,000円ほどで入手可能です。
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